南アフリカワイン【クリスタルム 】を中心に飲むワイン会を終えて。

もう2週間も前のことになってしまいましたが、2019年2月1日に初めて自分主催の【ワイン会】なるものを行いました。

題材は今をときめく南アフリカワイン!

食事はcafe aricaさんのスペシャリテ。

様々な種類のハムと野菜やキノコのマリネ、テーマが「アツアツ」だったので、チーズフォンデュや牛スネの煮込み+ポレンタという大満足なメニューでした!

参加された皆様からは、「南アのワインは未知だったのでおもしろかった!」「ワインの見識が広がった!」「アリカのご飯美味しい!」などなどご感想をいただきました。

そうなんですよね、おいしいし、面白いんです。南ア!(アリカも!)

このワイン会を準備し、会を終え、「なぜここまで魅力的なのか?」その答えが見えてきた気がします。

アパルトヘイトによる制裁で世界から孤立してしまった南アワインですが、「南ア=安ワイン」のイメージを払拭しようと若い世代が躍進、今の時代にマッチしたワインを徹底的に突き詰めていったこと、生産者同士が協力した事が成功に結びついたんだなぁと。

冷涼地域に注目し、酸味を大事にする。国際品種に頼らない、新樽に頼らない、見捨てられた古樹を復活させ、土地にフォーカスしたワイン造り。酵母や酸の添加をしない、亜硫酸添加は最小限。

これだけではなく、生産者のオリジナリティーもあり、それぞれが尊重しあってる。

このスタイルが現代のワインシーンの流行にも当てはまり、実際に美味しく、私たちの心を掴んで離さないんですね。

ワイン会で用意したワインは全部で10種類でした。

リストには出していませんでしたが、ウエルカムドリンクで、ケープ・バルバロッサという品種を100%使ったロゼのペティアン。【①AAバーデンホースト 15’ブラークカイルバルバロッサ・メソッドアンセストラル・ロゼ】チェリーのような柔らかな果実味。これが一番よかったという人もチラホラ…

シャンパーニュに引けを取らないキャップクラッシック(南アのスパークリングの呼び名)【②コルマン NVブリュットリザーブ】。PNが半分入っているので骨格がしっかりとあり、複雑!

南アの気候に合った品種を使ったカジュアルレンジ【③クラインザルゼ 17’セラーセレクション・シュナン ブラン・ブッシュ ヴァインズ /④ 16′ サンソー】。あとで値段を見た時に、「こんなに安いの?」と驚かれました。

一番人気だったのはこれ。【⑤モメント17′ シュナンブラン・ヴェルデホ】「ヴェルデホなしのシュナンブランは音楽の無いダンスのようなものだ!」と女性醸造家。19%のヴェルデホが入っています。確かにこれがいい感じ!今後、お店にも置くようにします。

世界的ブームのオレンジワインは南アでも作られています。特に私のお気に入りの【⑥クラヴァン 17′ ピノグリ】は夕焼け色。洗練された綺麗なオレンジワインで参加者の皆さんにも気に入っていただきました。

ここから本番、ブルゴーニュ【⑦DMシャルロパン15′ マルサネ ラモンターニュ】と【クリスタルム 】の比較です。

クリスタルム は3種類とも6時間前に抜栓しておきました。

ヴォーヌロマネに例えられる【⑧クリスタルム17′ ピノ・ノワール キュヴェシネマ】 は南アのワインガイド プラッターズ2019でWine of the yearを獲得!やはり最も華やかで繊細さもありました。

【⑨クリスタルム 17′ ピノ・ノワール マバレル】はシャンボールミュジニに例えられるそうです。標高が最も高い畑。華やかさとフルーツの力強さのバランスがとてもよく、うっとりさせられました。

【⑩クリスタルム 17′ ピノ・ノワール ボナファイド】はニュイサンジョルジュに例えられるそうです。男性的でスパイシーさも感じます。

シャルロパンのマルサネは樽の風味も感じるワイン、15年といえどもフランスらしい繊細な果実味です。比較することでやはりフランスの方が好きという方もいらっしゃいました。

クリスタルム は総合的に最低3年は置いておきたい、できれば5年は置いておきたい感じでした。どれも綺麗でこの味わいでこの価格?と唸ってしまう最高のコスパです。またゲットすることができたら今度は寝かせてからワイン会しましょう!

今回ご参加していただいた皆様、どうもありがとうございました。

次回は…もちろん、考えてます!お楽しみに〜!

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