Domaine Au Pied Du Mont Chauve(ドメーヌ オー ピエ ド モンショーヴ)当主フランシーヌ ピカール女史がAnche Vinoにご来店!

なんて嬉しい事!

初めてお店に来てくれた生産者がモンショーヴだなんてっ…!

 Domaine Au Pied Du Mont Chauve(ドメーヌ オー ピエ ド モンショーヴ)

ここのワインは前職の時にほんの一口だけ試飲し、それでもその繊細さに心を打たれ、ずーっと覚えていて、お店を立ち上げた時に真っ先に選んだワインなんです!

モンショーヴはシャサーニュモンラッシェ村に本拠地を構える生産者です。もともと大きなメゾンですが、一部の最良の畑を携え【ドメーヌ オー ピエ ド モンショーヴ】として誕生しました。ドメーヌの名前はモンラッシェの語源となる「はげ山のふもと」を意味します。

当主のフランシーヌ女史は一見たくましくもエレガントな雰囲気の方でした。

ブルゴーニュの女性当主ワイナリーの集まりのリーダーでもあり、当店にも置いてあるドメーヌ パランシャトー ド ベルとも交流があるそうです。
2015年からビオディナミ農法を実践。3年後には認証が取れるので取るのかと聞いたら、

「それを売りするわけではないので、ラベルには記載はしないつもり。ただ、より良いものを作るための手段なの。」とのこと。

サンプルで持ってきてくれた彼女のサントーバン14’を一緒に試飲しました。
「ソルティー(塩味)だね」と私が言うと、「ビオディナミにしたからだ。」と。
聞くと、ビオディナミ農法にするとphが高くなり酸性になる(農薬を撒かなくてもよくなる)、そして味わいに塩味が生まれるそうです。

さて、当店で販売している14’シャサーニュモンラッシェアンピモンですが、採石場の近くにある畑なんだそうです。なので、最初の口当たりは硬質な感じだと仰ってました。
ヴィンテージ14年については、とてもブルゴーニュらしい年。13年は涼しくて酸味が目立ってしまったけど、今が飲み頃。15年は暖かく、芳醇な果実味の年。13と15年の中間が14年だそうです。

最後に、ブルゴーニュの最近の価格高騰について。モンショーヴだけではなく全体的な売れゆきはどうなのかを聞いてみました。

シャサーニュ、ピュリニー、ムルソーは知名度もあるしパリのレストランなどでも需要はあるので以前と売れ行きは変わっていない、モンショーヴは輸出がほとんどで、これも売れ行きは変わっていないそうです。

価格について、「昨年はなんと収穫量80%減だったので価格を15%程上げざるをえなかった、でも、今年は今の所大丈夫そうだし、このまま行けば、価格は落ち着くと思う。私たちは名前だけで売れるような “ブランド” にはなりたくない。お金持ちだけが買える特別な超レアな限定品ではなく、一般の人でも買えるくらいの(もちろんクオリティは維持して)ワインを造っていきたいと思っている。」

なんて良心的な!これを聞いたときはインポーターさんと「おぉぉぉ〜!」と歓声を上げてしまいました。

ジャパニーズカルチャーでもあるカルピスをお出しして、写真タイム、サインをもらって、お帰りになりました。35度超えの炎天下の中、わざわざありがとうございます!

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