やっと決めました。日本ワイン。6/15・16試飲に出します!
実は以前の職場では約3年間日本のワインを担当しておりました。
日本のワインはちょうどその頃が人気のピーク!在庫がすぐなくなるので、棚はスカスカ、お客様は日本ワインコーナーめがけて入って来る人も多いと感じていました。
生産量の少ない人気生産者のワインは長蛇の列、電話も殺到。
うわうわ、なんかすっごい…
その人気の裏には「ワイン特区」制度や大手ワイナリーの情報開示、海外研修から帰ってきた生産者がワイナリーをお父さんから継ぐ、自分で設立する。ちょうど今40代くらいの方が多いような気がします。昔と違い、若い生産者さん達同士の交流が盛んに行われる、栽培技術と醸造技術の発展、最新機器の導入などにより味が良くなる。気軽に見学に行ける。見学に行くと、好きになる。少量ロットしか作っていないのですぐに売り切れる。どうにかして買う。自然派っぽい作り手も増えてきて、ナチュラルワイン好きも日本ワインが好きなる。マニア向けなワインはさらに少量ロット。どうにかして買う。
そんな様々な条件が重なりブームが起きている感じに見えます。
日本ワインだけを置くワインショップや飲食店もでき、こりゃぁすごい!
天邪鬼な私は簡単にはそのブームに乗りたくなく、自分のお店となるとちょっと身構えてしまってました。
しかし、お客様からも友人からも「日本ワインやらないの?」のお声。
身構えてはいるけど、ちゃんと考えてます。
オープン前から決めてました。
↓
Date: 6/15(金)& 16(土)
Time: 開店 9:00〜
Item:渾身の日本ワイン
丸藤葡萄酒工業
(山梨・勝沼)
正統派、と表現して良いのでしょうか?
国産ワインコンクールの受賞歴だけ見ても一目瞭然。実力派のワイナリーです。
ちょうど1年前の6月に訪問しました。
改装したばかりの綺麗なレセプションカウンター。まだ新しい木の匂いがしました。
大きなコンクリートタンクは南仏のワイナリーを思い出させます。
畑では花カス落としの最中。一房一房丁寧にハケで花カスを払っていました。
今回ご紹介するワインは丸藤さんの基盤となる以下のワインです。
16′ ルバイヤート甲州シュール・リー(白・辛口)店頭価格¥1,944(税込)
甲州のワインは透明でスッキリ!というイメージが多いかなと思いますが、ここのはしっかり凝縮感があります。
それは完熟を待ってから収穫をするからだそうです。それが良いとか悪いとかではなく、それが丸藤さんのスタイル。(某大手は早摘みをして香りをしっかり出し、味わいはキリッとさせています。)
16′ マスカットベーリーA樽貯蔵(赤・ミディアムライト)店頭価格¥2,160(税込)
この品種で嫌われがちな「キャンディ香」はしません!程よく溶け込んだ樽感は嫌味ではなく、出しゃばらずに、そんな感じが気に入っています。
丸藤さんは正直新規で取引は増やさなくても良いはずなんです。ワインは足りないくらいですから。でも、こんな小さな私と取引をしてくれた事に心から感謝をしています。
ブームな日本ワインではなく、私が選んだ他の国のものと肩を並べられる、コスパの面でも負けない!日本の個性、丸藤さんの個性を持ったワインとして、多くのお客様に紹介し、大切に売っていきたいと思っています。
The third weekend tasting of June.
Friday 6/15 between 9am-6:30pm
Saturday 6/16 between 9am-7pm
Item: Japan Wine!!!
MARUFUJI WINERY
16 Rubaiyat Koshu Sur Lie ¥1,944 inc tax
16 Rubiyat Muscat Bailey A Barrel Aged ¥2160 inc tax
Thank you for reading and see you on weekend!